スマホのせいで勉強できない社会人へ。勉強中にスマホを遠ざける3つの方法
仕事のあとに勉強したいのに、スマホを触ってしまう社会人へ。勉強する部屋にスマホを持ち込まない、調べものはSNSにログインしていないパソコンでする、SNSはふだんから止めておく、の3つを、置き場所の研究とあわせて紹介します。

仕事が終わって、やっと勉強しようと机に向かったのに、気づくとスマホを触っている。調べものをするつもりで SNS を開き、気づくと関係のない投稿を見ていた。
そんなときは、勉強する部屋にスマホを持ち込まず、SNS はふだんから止めておく方法があります。私も本業のデザイナーの仕事のあとや始業前に、デザインや SNS マーケティングの勉強をしていて、この形で勉強の時間を確保しています。

勉強中にスマホがあると、何が起きる?
近くにあるだけで、課題の成績が下がったという研究がある
スマホが目に入る場所にあるだけで、集中が必要な課題の成績が下がったという研究があります。
テキサス大学などの研究では、約800人に集中が必要な課題を解いてもらい、スマホの置き場所で成績を比べました。別の部屋に置いた人は、机の上に置いた人より明らかに成績がよく、ポケットやかばんに入れた人よりも少しよい結果でした。画面を伏せていても、電源を切っていても、結果は変わりませんでした(Ward ほか, 2017, テキサス大学の発表)。

その後、同じテーマの22の研究をまとめた分析もあります。影響は小さく、研究によって結果にばらつきがありましたが、記憶の課題では成績が下がる傾向が見られました(Böttger ほか, 2023, Behavioral Sciences)。どちらも実験室で解いてもらった課題の結果で、資格試験などの成績そのものを調べたものではありません。それでも、勉強するときにスマホをどこに置くかを決める目安にはなります。
調べもののついでに、SNS に流れる
もうひとつのきっかけが、調べもののついでです。分からないことを SNS で調べようとして、そのまま関係のない投稿まで見てしまいます。
私も、調べたいことがあって SNS を開き、その流れでおすすめのフィードを見て、1時間以上たっていたことがあります。気づいたあとで頭を抱えることが、たびたびありました。
1. 勉強する部屋に、スマホを持ち込まない
勉強するときは、スマホを別の部屋に置きます。上の研究では、ポケットやかばんに入れるより、部屋を分けたときのほうが成績がよい結果でした。
私も、作業部屋にはスマホを持ち込まないようにしています。作ったデザインをスマホの実機で確かめるときも、その作業が終わったら、別の部屋や、すぐに手が伸びない場所に置くことが多いです。スマホの置き場所の決め方は、スクリーンタイムを減らす方法でも紹介しています。
2. 調べものは、SNS にログインしていないパソコンでする
スマホで調べものをすると、SNS のアプリはすぐ隣にあります。調べもののついでに SNS に流れてしまうなら、調べものはパソコンでするようにし、パソコンでは SNS からログアウトしておきます。
私も以前は、SNS からログアウトしたパソコンで調べものをするようにしていました。まずはこの形から始めてみて、それでもスマホのブラウザで調べものを始めてしまうなら、次の3のように、ブラウザもアプリで止めておく方法があります。
3. SNS は、ブロック用のアプリでふだんから止めておく
SNS をふだんからブロック用のアプリで止めておけば、勉強を始めるたびに設定し直す必要がありません。
私はいま、Isshin などのブロック用のアプリで SNS を常に止めているので、勉強や作業のために別の設定はしていません。スマホでもブラウザを無意識に開いて調べものをしてしまうので、SNS と一緒にブラウザも止めておき、必要なときに必要な時間だけ開くようにしています。日中は仕事でも SNS を使うので弱めに止めていて、夜はブロック画面で30秒以上待たないと開けないようにしています。SNS をふだん止めておくやり方は、SNSをやめたいのにやめられない人へで紹介しています。
集中が切れたら、スマホ以外で気分を変える
集中が切れたときは、スマホを手に取らずに気分を変えます。窓を開けて外の空気を吸う、散歩をする、コーヒーを入れる、ストレッチをする、といったことです。
私は、思い切って外に出て車でドライブすることもありますし、その日は作業をやめて寝てしまうこともあります。
スマホを遠ざけると、勉強の時間はどう変わる?
調べもののたびに SNS で1時間たってしまうことがなくなれば、仕事のあとや始業前の短い時間でも、勉強を続けられます。
私はスマホを遠ざけてから、SNS マーケティングの勉強を兼ねて、デザインについて解説する図解を X に投稿するようになりました。反応を見ながら改善を重ねて続けたところ、2025年5月に始めた X は、約9か月でフォロワーが1万人になりました。自分のプロダクトを持つための時間として使えた、と感じています。
まとめ
仕事のあとの勉強時間は短いので、スマホを触っているとすぐになくなってしまいます。勉強する部屋にスマホを持ち込まなければ、手を伸ばしても届きません。
調べもののついでに SNS を開いてしまうなら、アプリブロッカーなど外部のアプリで、SNS をふだんから止めておくのがよいでしょう。



