iPhoneでアプリを開く回数を制限する方法。1日3回までと決めて止める

1回は短いのに、何度も開いてしまうアプリがある人へ。iPhone 標準のスクリーンタイムは使う時間で止める仕組みです。回数で止めたいときのルールの作り方と、何回にするかの決め方、時間で止めるアプリとの分け方を紹介します。

真上から見た机のイラスト。伏せたスマホの横の丸い皿に、木の駒が3つ入っている

投稿の反応を確かめるだけ、新しいニュースがないか見るだけ。1回は数十秒でも、同じアプリを1日に何度も開いていることがあります。

回数で止めたいときは、アプリブロッカーの回数制限のルールで、そのアプリを1日に開ける回数を先に決めておきます。この記事では Isshin を例に、ルールの作り方と回数の決め方、時間で止めるアプリとの分け方を紹介します。

iPhone 標準のスクリーンタイムは、使う時間で止める仕組み

Apple のガイドで説明されているスクリーンタイムの制限は、「許容時間」でカテゴリごとに1日に使える時間を決めるものと、「スケジュール」でアプリを使える時間帯を決めるものです(Apple サポート)。開く回数の上限を決める方法は、ガイドには書かれていません。

時間の上限は、1回が短いアプリには合いにくいことがあります。たとえば1日30分の上限でも、1回30秒ずつなら60回開けます。何度も開くこと自体を減らしたいなら、回数で止めます。

何度も開くアプリは回数、長く見てしまうアプリは時間で止める

止め方は、アプリの開き方で分けます。

止め方 合うアプリ 例
回数で止める 1回は短いのに、何度も開いてしまう SNS の反応の確認、ニュース
時間で止める 開くと長く見続けてしまう 動画、ショート動画

回数で止めるのが合うのは、たとえば X のような SNS です。私も X で発信しているので、投稿の反応やどれだけ伸びるかが気になって、何度も開いてしまうことがあります。

動画やショート動画のように、開くとスクロールし続けてしまうアプリは、1日に使える時間で止めます。Isshin の時間制限のルールでは、1日に使える時間を1〜120分で決められます。

Isshin でアプリを開く回数を決める

Isshin の回数制限のルールでは、次の項目を決めます。

  1. ブロックするアプリ
  2. 開ける回数(1日1〜10回)
  3. 1回で使える時間(たとえば5分)
  4. 曜日(毎日、平日だけ、など)
  5. 難易度

スマホに表示された、回数制限のルールを作る画面の写真。ブロックするアプリに X が選ばれ、開ける回数は3、1回で使える時間は5分、曜日は月曜から金曜の平日が選ばれている

X を平日だけ1日3回、1回5分までにする例。試しに作ったルールの画面です

ルールを入れたアプリを開くと、ブロック画面が出て「(アプリ名)を使いますか?」と、その日にあと何回開けるかが表示されます。「5分使う」のボタンを押してからアプリを開き直すと、決めた時間だけ使えて、それで1回と数えます。開くのをやめるなら「今は使わない」を押します。回数を使い切ると「今日は開ける回数が0になりました。」と表示されます。

スマホに表示されたブロック画面の写真。「Netflixを使いますか?」「今日はあと3回」「下のボタンを押して、このアプリを開き直すと使えます」と表示され、「5分使う」と「今は使わない」のボタンが並んでいる

回数制限をかけたアプリを開いたときのブロック画面。画面を見せるために、試しに動画アプリの Netflix にかけたもの(動画は、ふだんは時間で止めるほうが合っています)

開くたびにブロック画面が出るので、何も考えずに開こうとしていたときにも気づけます。私も、無意識に YouTube を開こうとしてブロック画面が出て、初めて「無意識に使っていた」と気づいたことがあります(無意識にスマホを触ってしまう癖に気づく方法)。

回数制限とは仕組みが違いますが、開く前に一度止まる場面をつくると、開こうとする回数そのものが減ったという調査もあります。開こうとすると10秒待たせるアプリを6週間使った280人では、6週目に開こうとした回数が、1週目より37%少なくなっていました(Grüning ほか, 2023, PNAS)。使わなかった人と比べていない調査で、著者にはそのアプリの開発者も入っています。

何回にするかは、見たい場面から数える

回数は、そのアプリを見たい場面を1日の中で数えると決めやすくなります。1回で使える時間も、その場面に必要な長さにします。たとえば、次のような使い方ができます。

  • 投稿の反応を見る SNS
    朝・昼・夜に1回ずつ見ると決めて、1日3回にする。反応を確かめるだけなら、1回5分ほどにしておく。
  • ニュースアプリ
    朝と夜にまとめて読むと決めて、1日2回にする。
  • スマホゲーム
    1回は数分で終わるのに何度も開いてしまうゲームなら、1日5回までにする。
  • 買い物のアプリ
    セールの通知が来るたびに開いてしまうなら、1日1回にして、欲しいものはその1回でまとめて確かめる。

使ってみて少なすぎると感じたら、ルールを編集して回数を増やします。強さの設定によっては、待ち時間のあとで編集することになり、外せない設定(Deep)のルールは有効なあいだは変えられません。止める強さの決め方は解除できないスマホ制限アプリの設定で紹介しています。

まとめ

何度も開いてしまうアプリがあるなら、そのアプリだけ、1日に開ける回数を決めてみてください。少なすぎたら、ルールを編集して増やせます。

標準のスクリーンタイムでは回数で止められなかった人は、回数を決められるアプリブロッカーで、よく開くアプリを1つ止めてみるところから始めてみてください。

Yuichiro Hondaのプロフィール画像

Written by

Yuichiro Honda

香川県在住のアプリ開発者・デザイナー。スマホとの付き合い方を見直す集中アプリ「Isshin」を開発しています。自分自身がスマホに時間を奪われてきた経験から、無理なく集中を取り戻すためのヒントを発信。X(@yuichirohonda_)のフォロワー1万人超。

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